建築士のメモ帳.com

建築士の業務の中で、ついど忘れしまいそうなプチ情報を紹介しています。少しでも建築士の皆様の力になればと思いサイトを立ち上げました。日々更新中です。欲しい情報があれば掲載しますのでコメント下さい。 建築士の方以外にも、これから家を建てる方にもオススメです。

排水計画 計画時のポイント

本日は建物を計画するにあたり、注意するポイントについて書きます。

良い建物をつくるためには、設備設計の概要を抑えておくことが重要です。

おさえるポイント

公共下水道の位置と高さ

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建物の排水管は、ほとんどが公共下水道へ接続されます。

(下水道が整備されていない場合は、浄化槽や蒸発散槽が必要になります。)

大抵のケースでは、前面道路が1つの場合が多いので問題ないのですが、2面道路である場合注意が必要です。

片方にしか入っていないことや、役所の指導によって接続先を指定されるケースもあります。

また、公共下水道の高さは、だいたい地面から1.5m以上の深さに埋設されているケースが多いです。しかし、建物からの流出高さによっては、排水勾配が不足してしまうこともあります。

計画時には、必ず管轄の機関へ、下水道台帳の確認や下水道に関する指導事項を確認しましょう。

(管轄の機関とは、市役所の下水道課等をさします。機関によって名称が異なる場合があるので注意しましょう。)

 公設桝の位置と高さ

公設桝とは、公共下水道から敷地に対して1つ目の桝になります。

分譲地や、建て替えや改修工事では、すでに用意されていますので、位置を確認しましょう。

ここで注意するのは、管底の高さです。公設桝の蓋を開けて管底の高さを測ることが必要です。

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計画建物の排水管の高さが、それよりも低くなる場合、

「公設桝の改修工事」や、「ドレンアップ槽」を設けるなどの対策が必要になります。

ただ、ドレンアップ槽は故障する可能性があったり、定期的な清掃が必須になるので、公設桝を改修して自然に流れる管路をつくった方が、後のランニングコストは安くなります。

建物からの流出配管の高さ

配管高さを確認する為に、構造体を確認しましょう。

RC造の地中梁を貫通させる場合、貫通できる位置が決まっているので注意が必要です。

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  • 横方向:梁の両端部から、Lo/4を除いたLo//2の範囲
  • 縦方向:梁せいの1/3かつ250mm以上を除いた中央部

・既製品の梁貫通補強筋を用いる場合はこの限りではありません。既製品の規格を必ず確認しましょう。

・構造設計によって違うケースがあるので、必ず構造設計に確認しましょう。

排水管の高さは、これらの条件によって決まりますので、構造体を確認して排水流出高さを決めます。

 まとめ

建物計画時に、公共下水道など現場の状況と、計画建物からの流出高さを必ず確認しましょう。後から不具合が見つかると、公設桝を入れ直す工事や、ポンプアップ槽を入れる等の対策が必要になります。後になればなるほど対応が困難になるので、計画時の確認が重要です。

 

私がいつも実務で参考にさせて頂いている書籍はこちらです。

建築設備設計基準 平成27年版

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 高価な図書ですが、購入して損はしなかったと感じています。

配管算定の計算式はとても参考になりました。

周りの設備設計の方は必ず持っていました。

設備に携わる方は、持っていても良いかもしれません。

 

今日のプチ情報 

機器の排水口径

  • 大便器 75A   
  • 小便器(壁掛型) 40A
  • 小便器(ストール型) 50A
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  • 掃除用流し 65A,75A