建築士のメモ帳.com

建築士の業務の中で、ついど忘れしまいそうなプチ情報を紹介しています。少しでも建築士の皆様の力になればと思いサイトを立ち上げました。日々更新中です。欲しい情報があれば掲載しますのでコメント下さい。 建築士の方以外にも、これから家を建てる方にもオススメです。

給水方式 計画時のポイント

給水は、建物に必要不可欠なインフラです。

今回は、給水設備の方式について書いてみたいと思います。

建物の計画時に知っていると後の計画がぐっと楽になります。

水道直結直圧方式

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水道直結直圧方式は、水道本管から分岐し給水管を引き込み、水道本管の水圧により建物内の必要箇所に給水する方式です。

主に戸建住宅の2階建程度の建物に限定され使用されています。しかし、高圧配水システムを採用している水道事業体では4〜5階程度の建物まで採用することができる場合があるようです。

計画時には、計画地の水道本管の圧力がどの程度か水道事業体に確認しましょう。

稀に圧力が低いエリアがあります。

 

水道直結増圧方式

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水道引き込み管に増圧ポンプを接続して、中層建築物(10階程度)に給水できる方式です。受水槽が無いので水槽のメンテナンスが不要なこと、直結することで水道本管の圧力を利用できることで省エネルギーになるメリットがあります。

この方式を採用する場合、水道事業者ごとに適用範囲を定めているケースが多いので、事前の打ち合わせが必要です。

 

高置水槽方式

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水道本管から分岐して給水管を引き込み、受水槽へ貯水してから、揚水ポンプによって高置水槽へ揚水し、重力によって建物内の必要箇所へ給水する方式です。

この場合、高置水槽の高さの設定が重要です。最上階の給水圧力を確保できるように、高さを設定する必要があります。

断水時に、水槽内の水を取り出すことができるので、災害時の対策として採用されるケースも多いです。

設備のスペースが必要な方式なので、設備スペースの確保に注意が必要です。

 

ポンプ直送方式

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受水槽に貯水した水を直送ポンプによって建物内の必要箇所に給水する方式です。ポンプ直送方式は、複数の直送ポンプ、検知装置、制御盤などを組み込んだユニット製品が使用されるケースが多いです。圧力検出装置により起動し必要水量に対応してポンプの回転数をインバータ制御により可変させて送水することが可能です。回転数を必要水量に合わせて変化させる運転の為、省エネルギー効果が良い方式です。

計画している建物の規模に合わせて給水方式を設定しましょう。

方式によって必要な設備スペースが異なるので、計画が進んだ段階になってしまうと非常に苦しくなります。

必ず計画の当初から検討しておきましょう。

 

 

私がいつも実務で参考にさせて頂いている書籍はこちらです。

建築設備設計基準 平成27年版

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 高価な図書ですが、購入して損はしなかったと感じています。

配管算定の計算式はとても参考になりました。

周りの設備設計の方は必ず持っていました。

設備に携わる方は、持っていても良いかもしれません。

 

 

 

今日のプチ情報(建物種類別単位給水量・使用時間)

戸建住宅:300〜400 L / 人 ・10 h/日

集合住宅:200〜350 L / 人 ・15 h/日

独  身  寮:400〜600 L / 人 ・10 h/日

公官庁・事務所:60〜100 L / 人 ・9 h/日

工  場:60〜100 L / 人 ・操業時間+1 h

総合病院:1500〜3500  L / 床 ・16 h/日

     30〜60  L / m2

ホテル全体:500〜600  L / 床 ・12 h/日

ホテル客室部:350〜450  L / 床 ・12 h/日

保  養  所:500〜800 L / 人 ・10 h/日