建築士のメモ帳.com

建築士の業務の中で、ついど忘れしまいそうなプチ情報を紹介しています。少しでも建築士の皆様の力になればと思いサイトを立ち上げました。知識の格差を無くし、設計技術がさらに向上している将来を夢見ています。

新建築士必見!! 給水方式の決め方とは!? 【計画時のポイント】

給水は、建物に必要不可欠なインフラです。

今回は、給水設備の方式について書いてみたいと思います。

 

 

水道直結直圧方式

f:id:c6amndbgr3:20180223023423j:plain

 

水道直結直圧方式は、

水道本管から分岐し給水管を引き込み、水道本管の水圧により建物内の必要箇所に給水する方式です。

 

主に戸建住宅の2階建程度の建物に限定され使用されています。

しかし、高圧配水システムを採用している水道事業体では4〜5階程度の建物まで採用することができる場合があるようです。

 

計画時には、計画地の水道本管の圧力がどの程度か水道事業体に確認しましょう。

稀に圧力が低いエリアがあります。

 

水道直結増圧方式

f:id:c6amndbgr3:20180223023454j:plain

 

水道引き込み管に増圧ポンプを接続して、中層建築物(10階程度)に給水できる方式です。

受水槽が無いので水槽のメンテナンスが不要なこと、直結することで水道本管の圧力を利用できることで省エネルギーになるメリットがあります。

 

この方式を採用する場合、水道事業者ごとに適用範囲を定めているケースが多いので、事前の打ち合わせが必要です。

 

高置水槽方式

f:id:c6amndbgr3:20180223023523j:plain

 

水道本管から分岐して給水管を引き込み、受水槽へ貯水してから、揚水ポンプによって高置水槽へ揚水し、重力によって建物内の必要箇所へ給水する方式です。

 

この場合、高置水槽の高さの設定が重要です。

最上階の給水圧力を確保できるように、高さを設定する必要があります。

 

断水時に、水槽内の水を取り出すことができるので、災害時の対策として採用されるケースも多いです。

 

設備のスペースが必要な方式なので、設備スペースの確保に注意が必要です。

 

ポンプ直送方式

f:id:c6amndbgr3:20180223023600j:plain

 

受水槽に貯水した水を直送ポンプによって建物内の必要箇所に給水する方式です。

ポンプ直送方式は、複数の直送ポンプ、検知装置、制御盤などを組み込んだユニット製品が使用されるケースが多いです。

圧力検出装置により起動し必要水量に対応してポンプの回転数をインバータ制御により可変させて送水することが可能です。

回転数を必要水量に合わせて変化させる運転の為、省エネルギー効果が良い方式です。

 

まとめ

計画している建物の規模に合わせて給水方式を設定しましょう。

 

方式によって必要な設備スペースが異なるので、計画が進んだ段階になってしまうと非常に苦しくなります。

必ず計画の当初から検討しておきましょう。

 

 

若手設計者必携! この本があれば、設備はOK! 自分のための時間を確保する方法 - 建築士のメモ帳.com

 

計画時のポイントシリーズ

意匠(計画時のポイント)  - 建築士のメモ帳.com

構造 (計画時のポイント) - 建築士のメモ帳.com

電気設備 (計画時のポイント) - 建築士のメモ帳.com

機械設備 (計画時のポイント) - 建築士のメモ帳.com

 

 

今日のプチ情報(建物種類別単位給水量・使用時間)

戸建住宅:300〜400 L / 人 ・10 h/日

集合住宅:200〜350 L / 人 ・15 h/日

独  身  寮:400〜600 L / 人 ・10 h/日

公官庁・事務所:60〜100 L / 人 ・9 h/日

工  場:60〜100 L / 人 ・操業時間+1 h

総合病院:1500〜3500  L / 床 ・16 h/日

     30〜60  L / m2

ホテル全体:500〜600  L / 床 ・12 h/日

ホテル客室部:350〜450  L / 床 ・12 h/日

保  養  所:500〜800 L / 人 ・10 h/日

 

 

★☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

この記事を書いた人

 

「まるたか」についてはこちらをご覧下さい。

このブログについて 建築士の挑戦 - 建築士 まるたかのブログ .com