建物へ熱が入るときの割合がどの程度かご存知でしょうか?
一番割合が大きいのは、『窓』です。
夏 温度差により窓から入る熱の割合
単板ガラスの場合、窓から内部に侵入する熱量は、40%を占めます。
直射日光による放射の影響まで加えると70%となります。
暑さの原因となる熱の大部分は、窓から侵入します。
冬 温度差により窓から出る熱の割合
冬季の場合、
温度差により窓から出る熱の割合は、55%を占めます。
つまり、外壁や屋根の断熱性能だけでなく、
窓の性能を上げることが重要です
- 作者: 前真之/岩前篤/松尾和也/今泉太爾/森みわ/竹内昌義/伊礼智/水上修一/三浦祐成(共著),伊藤菜衣子(暮らしかた冒険家)
- 出版社/メーカー: 新建新聞社
- 発売日: 2016/08/31
- メディア: 単行本
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窓の断熱性能を上げる為に
ガラスの性能を上げる
窓の性能を上げるための一つに、ガラスの性能を上げる方法があります。
下に、熱の通過率をかきます。
単層ガラス(←私の自宅はこれです。)
(透明ガラス 5mm)
熱通過率 6.4 W/m2・K
複層ガラス
(透明ガラス 5mm)+ 空気層 + (透明ガラス 5mm)
熱通過率 3.5 W/m2・K
Low-Eガラス
(透明ガラス 6mm)+ 空気層 + (低反射ガラス 6mm)
熱通過率 2.6 W/m2・K
ガラスの性能Low - E ガラスに上げると、単層ガラスの倍以上の断熱性能となります。
最近では、Low-Eが通常仕様のハウスメーカーが一般的です。
遮熱材と断熱材の違い
断熱材と似たような材料に『遮熱材』があります。
断熱材は、「熱の通過(伝導・対流)を妨げる」目的の製品です。
遮熱材は、「熱をカットする」目的の製品です。
遮熱材は、熱を反射させることはできますが、断熱材の代わりには使えないので注意です。
熱とは?
そもそも熱とはなにか??
熱についてかいた記事はこちらです。
★☆☆☆彡
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この記事を書いた人
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このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』
★「職人」から「建築士」へ
施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。
ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。
計画時のポイントシリーズ