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意外な雨漏れの原因!! ダクト接続の注意点知ってる??

今回は意外な雨漏れの原因について書きます。

 

これから梅雨のシーズンともなりますので、

漏水には十分注意しましょう。

  

意外な雨漏れのルートとは、ベンドキャップです。

・ベンドキャップ??

・雨仕舞いがされている製品じゃないの??

・雨漏れは屋根からでしょ!!

このように思う方は多いと思います。

 

通常の環境では雨漏れしませんが、

ある条件が揃うと、簡単に雨漏れの原因となってしまうのです。

 

 

UK(宇佐美工業) ステンレス製 丸型フ-ド付ガラリ UK-GSN100S-HL

 

 

ベントキャップとは?

 ベンドキャップとは、

ダクトの外壁貫通部に設置され給気口や排気口となる器具です。

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三菱(MITSUBISHI)などの大手企業をはじめ、多くのメーカーから発売されていて、

形も様々な種類があります。

UK(宇佐美工業) ステンレス製 丸型フ-ド付ガラリ UK-GSN100S-HL

UK(宇佐美工業) ステンレス製 丸型フ-ド付ガラリ UK-GSN100S-HL

 

一般的にも多く使用されています。

 

雨返しやカバーが付いているので、

通常の条件であれば、ベンドキャップから雨漏れすることはありません。

 

しかし、次の条件が揃った時に間違いなく雨漏れします

 

条件1 風が強い日(吹き上げるよう風が吹く)

 

風が強い日など、吹き上げるような風が吹いた場合、

ベンドキャップ内へ風が流入します。

 

そして、吹き上げる風と一緒に雨も入ります。

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風が強い場合は、いくらベンドキャップの雨返しが強くても、

内部へ吹き込んでしまいます。

 

しかし、これだけでは雨漏れに直結しません。

 

条件2 ダクトの勾配が悪い

 

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上の図は、外壁に向かってダクトを下げる勾配にしています。

下の図は、外壁に室内に向かってダクトを下げる勾配となっています。

 

上の図が、推奨される施工です。

 

 

 

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外壁に向かってダクトが下がっている場合、

仮に雨が入ってしまっても、勾配で外へと排出されます。

 

しかし、

室内側へ向かって下がっている場合、室内側へ雨水が流れていきます。

 

 

条件3 ダクトの接続ビスの位置

ダクトは、主に3箇所のビスで接続され継ぎ目にダクトテープを巻きつけることで、

接続します。

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左側のように、下面にビスを打った場合、

雨水がビス穴から漏れます。

 

右図のように、下面にビスを打たないのが基本です。

 

 

左側のようにビスを打ってしまった場合、

コーキングにてビス穴を処理することはできますが、完全に止水することは困難です。

 

まとめ

ダクトから漏水する条件は

1・風の吹き上げ

2・ダクトの勾配

3・接続ビスの位置

 

です。

 

「1」は自然の影響の為、どうしようもありません。

 

しかし、

「2」「3」については、

施工に注意することで漏水の可能性を低くすることができます。

 

漏水は、

内装材を損傷させたり、機械の故障を引き起こすなど

金銭的にも精神的にも大きな被害が発生します。

 

 

現在、現場監理中の方は、今一度現場を見直して見て下さい! 

 

 

★☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

この記事を書いた人

 

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このブログについて 建築士の挑戦 - 建築士 まるたかのブログ .com

★「職人」から「建築士」へ 異色の経歴を持つ建築士

2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設

退職〜開業までの記録を綴った「開業の記録シリーズ」 を公開中。

「まるたかのブログ」にて実務以外の情報を発信中。

 

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