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SGPの「白ガス管」と「黒ガス管」ってあるけど、どう使い分けてるの? 鋼管の種類と選び方!

SGP「白ガス管」「黒ガス管」どう使い分けてるの?

設備の分かりづらい理由の一つに、

配管の種類が分かりづらいということがあります。

特に鋼管の種類はたくさんあります。

 

配管は、使用用途によって使い分けられています。

 

配管の種類と使用用途さえ分かっていれば迷うこともないですね。

 

知っていないと施工図や承認図をチェックする時に非常に時間を要します。

 

今回は、主に建築現場で使われる鋼管の種類と使用用途を紹介します。

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 配管炭素鋼鋼管(SGP Steel Gass Pipeの略)

現場で最も使われる配管の一つです。

SGPは大きく分けて「白ガス管」と「黒ガス管」の2種類あります。

SGPー白(白管)

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出典:https://www.monotaro.com/monotaroMain.py

黒管に耐食性を高めるために亜鉛メッキ塗布された配管です。

用途

上水道以外の水配管(消火設備、工業用水)に使用する

SGPー黒(黒管)

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出典:https://www.monotaro.com/g/00403038/?t.q=%8D%95%83K%83X%8A%C7

防錆塗装のみ塗布された配管

用途

蒸気配管、油配管、ガス配管、エアー配管などに使用

配管炭素鋼ライニング鋼管

SGPの配管内にコーティングを施した配管です。

上水道の給水配管に使用されます。

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出典:http://www.wsp.gr.jp/syoukei/products/type.html

コーティングが塩化ビニルのもの

SGP-VA

ガス管の内部にコーティングされた配管です。

屋内配管に使用されます。

SGP-VB

ガス管の内部にコーティングされた配管です。

屋内配管及び屋外の露出部に使用されます。

SGP-VD

配管の内外部共にコーティングされた配管です。

高い防食性から、地中埋設部屋外露出部に使用されます。

コーティングがポリエチレンの配管

塩化ビニルライニングよりも塗膜が強い配管です。

注意するポイント

給水に使用される配管は、水道法施行令に定められた基準を満たしている必要があります。適合品であるか確認が必要です。

①  適合が明確な製品

   JIS規格(日本工業規格)、日本水道協会規格(JWWA規格)等

②  第三者承認品

   第三者認証機関が認定した製品

③  自社で適合を証明する製品

  

配管や継手などの部材は、様々なメーカーから発売されています。

一般的に使われる部材であれば問題ないのですが、

海外製特殊な部材の場合適合品以外であるケースがあります。

 

ステンレス鋼管

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出典:https://www.ondap.co.jp/catalog/index.html

ステンレス製の配管です。

耐食性が強いのが特徴です。

イニシャルコストは高いですが、後々のの赤水、錆びの問題が無いので

ステンレス配管を要望されるお施主様もいます。

注意するポイント

一般的に見られる錆びはないのですが、

異種金属腐食」と言われる、異なる金属が電気的に接触することによっておこる腐食です。

これを避けるために、接続部にコーティング等の絶縁処理がされているか確認が必要です。

 

フランジ継手の場合、樹脂製のボルトを使用されます。

SDC田中 ステンレス防食ボルト SB16090

SDC田中 ステンレス防食ボルト SB16090

 

 

さいごに

鋼管の種類と使用用途について紹介させて頂きました。

一般的には、どの現場でも使い分けは同じです。

 

まだこれ以上に種類がありますので、

随時記事を追加していきます。

 

本ブログでは、設備設計やってみようシリーズを立ち上げました。

随時記事を増やしていきますので、お時間があれば合わせてご覧下さい。

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★☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

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