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【空調設備】冷媒配管の冷媒ガス漏洩を極力抑えるポイント!  

今年の夏は非常に暑かったです。

各所で

「空調が効かない!」

などの問題が発生したようです。

 

その空調が効かなくなる原因として

1・気温などの条件が、想定の負荷を超えたため

2・冷媒ガスが抜けてしまい、空調機の冷却能力が落ちていた

ことが考えられます。

 

空調が効かないことで「熱中症」となり亡くなった子供や高齢者がいたように

命に係わる設備といっても過言では無いでしょう。

 

今回は、空調設備の冷媒ガスの漏れを極力抑えるポイントを紹介します。

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 冷媒ガスが漏洩れる原因

冷媒ガスが漏れる原因は、下の3つしかありません。

1・配管の継ぎ手(ジョイント)から漏洩れる

2・室外機・室内機の接続口から漏洩する

3・配管から漏れる

 このポイントを抑えることで、冷媒ガスの漏洩しにくい状況をつくることができます。

「2」「3」については、施工側の技量によるものが大きいので

計画をする側として注意するのは1点のみです。

 

 

【計画のポイント】配管に継ぎ手不要の配置プラン

【漏洩の原因1】・配管の継ぎ手(ジョイント)から漏洩する

冷媒配管のジョイントには、

「ユニオン接続やフレア接続(メカニカルジョイント)」と「溶接」による方法があります。

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出典:http://www.mech.co.jp/ozzone/

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出典:http://www.benkan.co.jp/value/products/5256.html

どちらも、適切に施工されれば冷媒ガスが漏洩することがありませんが、

「完全に無い」とはいいきれません。

 

そこで、なるべく配管の継ぎ手を設けない計画とすることがポイントです。

 

 

冷媒配管の長さについて

市販されている冷媒配管の最長は、20mです。

 丸められた配管を伸ばして使われるのですが、

住宅等の小規模の建物であれば、上手にエアコンをレイアウトすることで、

1本の配管で室内機と室外機を結ぶことが可能です。

 

継ぎ手が不要な室外機プランとすることで、冷媒ガス漏洩の危険性は

確実に減ります。

 

 

【冷媒漏洩の可能性がある場合の確認方法】

前項で挙げたように、冷媒が漏れる原因は決まっています。

ガス漏れの可能性がある場合、真っ先に確認する場所は「継ぎ手」です。

 

配管のジョイントを無くしたとしても、室内機と室外機には接続が必要です。

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出典:https://www.eakon-koshou-shuuri.com/eakonn-gasumore-shuuri/4/

配管の継ぎ手をなくすことで、

漏洩箇所を特定しやすくすることが可能となり、対応を早くする効果があります。

 

 

 

さいごに

以上が、空調設備の冷媒ガス漏洩を極力抑えるポイントです。

 

「そんなの当たり前じゃないか!!」

なんて声が聞こえてきそうですが、

実際に計画すると室外機の配置は難しいものです。

 

「外部から見えない場所に設置したい。」

「玄関からは視線見えない位置に。」

などと考えていいるうちに、配管が長くなってしまうことは良くあることです。

 

室外機の配置計画に、このポイントを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

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このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』

★「職人」から「建築士」へ 

   施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。

2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。

退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。

実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。

 

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