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【大手住宅メーカーでは標準!?】『宅配ボックス』って今後標準装備になるかも・・・。

【大手住宅メーカーでは標準!?】

宅配ボックスの設置って今後標準になるかも・・。 

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出店:https://newsrelease.lixil.co.jp/news/2018/040_exterior_0328_01.html

提案すると喜ばれる設備「宅配ボックス」

住宅の設計をされている皆様は、日々技術を磨き新しい動きも敏感にキャッチされていることと思います。

 

このブログでも「断熱」「設備」「時短」等のこれからの住宅の新たな価値となりそうなキーワードを発信してきました。

今回紹介させて頂くキーワードは「宅配ボックス」です。

 

ネットショッピングが当たり前となった今だからこそ、提案したらきっとお施主様に喜んで頂ける設備だと思うのです。

 

今回は「宅配ボックス」と共に、背景であるネットショッピングの動きについて紹介させて頂きます。

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宅配ボックスによるお施主様のメリット

面倒な再配達依頼からの卒業!

ネットショッピングが普及し、クリック一つで欲しい商品がすぐに届く便利な世の中になりました。 

私も、Amazon・アスクルを始めとしたサービスを定期的に利用しています。

 

ネットショッピング利用者は増加していて、ネットショッピングの代表といえAmazonだけをみてみても、上位にランキングされている程です。

 

配送業者大手であるクロネコヤマトだけでも、茨城県だけで1日約100万個もの荷物を配送しているそうです。

 

業界全体でみたら物凄い量が動いています。

普及すると共に増えた荷物を受け取れない不満

ネットショッピングの利用者数が増えることで、新たな悩みが増加しています。

 

それは、荷物を思ったように受け取れないというお悩みです。

 

ネットショッピング自体は便利なのですが、不在で受け取れないことがよくあります。

共働きの世帯が多いのが実情で、日中家を空けることが多く時間指定をしても時間通りに帰れないことって良くありますよね。

 

事務所であれば、常に誰かがいるから心配無いのですが、自宅となるとそうはいきません。

 

そんな悩みを解決してくれるのが「宅配ボックス」です。

 

不在の時は、宅配業者さんが荷物を宅配ボックスに入れることができるので、住む方にも宅配業者さんにも嬉しい設備です。

 

なにより荷物を受け取れなかったというストレスを解消してくれます。

マンションでは標準装備

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マンションの宅配ボックス  出典:https://lions-mansion.jp/guide/living/180612/

マンションでは標準装備といっても良いでしょう。

宅配ボックスは、マンションならではの特典!

と認識されているのが一般的でしょうが、各メーカーから戸建て住宅向けの商品が続々と発売されていて、大手のハウスメーカーを中心に少しずつ普及しています。

 

「住宅に宅配ボックス」という価値が浸透していない今だからこそ、

建て主に提案すると、「気が利く設計士さんだな~。」と思われること間違いなしです。

 

続いて、宅配ボックスの種類についてみていきましょう。

後付け型・先付け型などいろいろあります。

  

宅配ボックスのいろいろ

宅配ボックスを大きくわけると2つに分けることができます。

【後付け型】

既に住まわれいる住宅に後から設置するタイプで、設置が簡単!

(既存住宅、賃貸アパートなど)

【先付け型】

壁に埋め込まれるタイプで、工事中に設置するのですっきりする。

(新築住宅、一部既存住宅、分譲マンションなど)

 後付け型

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出典:http://www.shimachu.co.jp/homecenter/life/p-box.html

折り畳みが可能な「ソフトタイプ」と鉄製の「ボックスタイプ」があります。

 

ソフトタイプは「宅配ボックス」と「簡単に動かないもの」とをワイヤーで繋げる構造です。

ボックスタイプは、ボックス本体と床や壁をアンカーでボルト固定する構造です。

 

安全性を考えると、「ボックスタイプ」の方が良いでしょう。

ソフトタイプの例
ボックスタイプの例

 

門柱のインターホンと合わせて設置する意匠性に優れた「宅配ボックス」もあります。

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出典:http://sumai.panasonic.jp/exterior/takuhai/combo/sp/

家との統一感も持たせられるし、インターホンやポストとも上手に配置すれば意匠性を損なうことはありません。

 

下の写真は、LIXILの「宅配ボックスKT ポール仕様」です。

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出典:https://e-tokocatalog.net/index.php?itemid=15181&catid=75

門扉と別置きでも、色味を合わせれば自然です。

新築案件だけでなく、リフォーム案件にも対応することができます。

価格は設置費別で88,000円~92,000円です。

 

仕切り値にしたらもっと安く入りますよね。

 

建築基準法改正も設置を後押し

宅配ボックス設置部分についても、容積率規制の対象外となりました。

平成30年9月25日施工

施工令第2条第1項第四号へ及び第3項第六号関係

建築用途や設置場所によらず、宅配ボックス設置部分を建築物の床面積の1/100の範囲内容積率規制の対象外となります。

 

※宅配ボックス設置部分のうち、共同住宅の共用の廊下と一体となった部分については、平成2911月10日に運用が明確化され、すでに容積率規制の対象外となっています。

さいごに

今回は、「提案すると喜ばれる設備」として「宅配ボックス」を紹介させて頂きました。

 

「住宅に宅配ボックス」という意識が薄い今だからこそ、提案すると喜ばれると思います。

現在計画中・またはこれから計画をする予定の方は、是非検討してみて下さい。

 

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡

最後まで閲覧頂きまして、

ありがとうございました。m(_ _)m 

 

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