高気密高断熱住宅、いわゆる省エネ住宅で欠かせないものが「気流止め」です。
気流止めとは?
壁の中には空洞があり、壁の中を空気が移動する現象が起きます。
一部的なことだと考えられがちですが、
床下から天井裏まで繋がっていて、壁を通じて家中を空気が流れている状況です。
この空気の流れによって、断熱性能の低下や内部結露の原因となっています。
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この空気の流れを止めるのが『気流止め』です。
「床下」や「壁の上部」を遮る必要があるので、
新築しか施工できないんじゃない?
なんて思われそうですが、既存の住宅でも施工が可能です!
今回は、改修工事での「気流止め」の施工について紹介させて頂きます。
(断熱材メーカーでおなじみの『MAG』さんで紹介されている事例と共に紹介します。)
気流止めの施工手順
既存の住宅に施工する場合、壁と床の取合い部が施工が難しいとされます。
壁と床の取合い部に「気流止め」を施すには、
(1)床下から施工する
(2)床材を剥がし、室内から施工する
2種類の方法があります。
気流止め用の材料
MAG|断熱リフォーム用気流止め専用部材
内部の空気を吸い出すことで体積を小さくして、
施工した後に、袋をカットすることで体積が膨張する仕組みです。
木材等で空間を塞ぐ方法もありますが、
リフォームの場合、専用部材を使用した方が施工性が良いようです。
1|床下から施工する場合
床下から壁の隙間へ施工します。
住みながらの施工が可能です。
2|床材を剥がし、室内側から施工する
床材をリフォームする場合、施工し易いです。
床材をリフォームする場合、気流止めが施工されているか確認をお勧めします。
さいごに
今回は、「気流止め」について紹介させて頂きました。
新築だけでなく、リフォームでも施工が可能です。
中古物件を改修する場合は、是非断熱リフォームを検討されることをお勧めします。
新築の場合は、必ず施工されているか確認してみて下さい。
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ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人
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このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』
★「職人」から「建築士」へ
施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。
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