磁石がつく壁って最近良く目にしますよね。
特に「塗装品」のラインナップが充実してきた気がします。
このような磁石を利用した建材は「マグネット建材」と呼ばれています。
画鋲を使わないので、壁に穴が開くのを防ぐことができます。
「石こうボード」にも磁石がつく!?
吉野石膏から発売されている「タイガーFeボード」はご存知でしょうか?
従来工法では、
1)壁に鉄板を仕込む
2)マグネット塗料で塗装
とする必要がありました。
在来工法よりも施工性が良いのが「タイガーFeボード」です。
今回は、「タイガーFeボード」と面白そうなマグネット建材を紹介させて頂きます。
是非採用を検討してみて下さい。
磁石がつく石膏ボード「タイガーFeボード」とは?
「タイガーFeボード」とは、
吉野石膏から発売されているボード型のマグネット建材です。
磁石が貼りつく仕組みは、ボード表面に施された着磁体です。
タイガーFeボードの仕様
・厚 み:12.5mm
・寸 法:幅 910mm × 長さ 1820mm
・重 量:18kg/枚
・エッジ形状:スクエア
・不燃認定 :NM-4798
「タイガーFeボード」は、通常使用される石膏ボードと同仕様で従来の工法よりも施工性が良いのが特徴です。
その為、部分的な切替え時の施工性も抜群です。
続いて、『面白いそうなマグネット建材』をみていきましょう。
面白そうなマグネット建材
その1|マグカラット
『LIXIL』と『ニチレイマグネット』が共同開発した商品で、「エコカラット」をマグネットで設置できる建材です。
「エコカラット」といえば、内装用タイルの代表といえるほど有名な建材です。
『エコカラット』と『マグカラット』の違い
「エコカラット」の設置は専用の接着剤が必要ですが、
「マグカラット」はタイル裏面のマグネットシートによって貼り付けられます。
マグネットで設置することによって、
エコカラット特有のデメリットを解消することが可能です。
マグカラットを採用するメリット
1|破損した部分の交換が簡単!
触れたことがある方ならお分りでしょうが、
エコカラットは表面が柔らかく欠けやすい特性があります。
「工具をぶつけて、角が欠けちゃったー!!」
なんて経験をした方も少なくないはずです。
エコカラットの場合、広範囲の改修が必要です!
(最悪1面交換なんてことも)
そんな時に、マグカラットならば部分的な交換が可能です。
2|お部屋のイメチェンが簡単!
設置も交換も簡単なので、気分によってお部屋のイメージチェンジが簡単です。
戸建住宅のほか、ショップの内装や賃貸物件に採用されているのも納得できます。
その2|マグシャーレ
「ペーパーホルダー」「棚」「キッチンフック」などの小物をマグネットで設置できるシリーズです。
磁石がつく範囲であれば、自在に設置位置を変更できます!
これはかなり便利ですね!
さいごに
今回は、面白そうな建材として「マグネット建材」を紹介させて頂きました。
提案すればきっとお施主様に喜ばれると思います。
是非検討してみてください!
↓ ↓ こちらの建材もオススメです。
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人
↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。
このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』
★「職人」から「建築士」へ
施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。
ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。
計画時のポイントシリーズ