脱!残り湯洗濯ホース
私の実家もそうでしたが、お風呂の残り湯を活用して洗濯をする方って結構多いです。
洗濯に残り湯を使う歴史って実は結構深くて、
洗濯機にポンプ機能が内蔵される前は、バケツで残り湯を汲んでいたそうです。
資源を大切にする日本の文化の一つでしょう。
今でも、約6割の方が必ず残り湯で洗濯をされているそうです。
でも一つ問題が.........
それは、ホースが邪魔くさい点です!
今一番多くみられるのは、
洗濯機からお風呂までを専用のホースで接続するタイプです。
ホースのせいでドアが閉まらなかったり、収納が面倒だったりと、
なんとかスマートにできないものかお困りの方も多いはずです。
それを解消してくれる商品が、「ノコリ~ユ ECO / TOTO」です。
今回は、スマート残り湯洗濯を実現する「ノコリ~ユ ECO」について検討してみたので紹介させて頂きます。
お施主様との話のネタにして頂けたら嬉しいです。
「ノコリ~ユ ECO 」とは??
「ノコリ~ユ ECO / TOTO」とは、お湯取りシステムを先付けする部材で、TOTOのユニットバスのオプション品として用意されています。
浴槽型のアダプターと、壁埋込み型のアダプターを、埋設配管で繋ぐというシンプルなシステムです。
価格も19,800円(定価)と、そこまで高くない印象です。
TOTO製のユニットバス(新設)にしか取付られません。
対応する洗濯機
コネクターの関係で、接続できる洗濯機に制約があるようなので、施主にもしっかりと説明する必要があります。
特に、シャープ製の洗濯機は合わないようなので注意が必要です。
設置された様子をみると、かなりスッキリとします。
施工の様子
下は、ユニットバス施工前の先行配管の写真です。
青 色:「給水」
オレンジ:「給湯」
黄 色:「お湯取り」
のようです。
お手入れ方法
続いて、お手入れ方法について確認していきます。
メーカーホームページを確認すると、以下のように紹介されています。
洗浄するには、「配管洗浄剤」「結構な水」が必要なようです。
気になった点
このシステムで一番気になったのは、配管内の残り水です。
構造上、排水できない部分があります。
使わない期間がしばらく続けば、残り水が腐敗しそうな気がします。
配管内に残り湯が残らないように、勾配をとって配管できれば理想的なんですが.....。
利用頻度が多い方は、勾配配管は不要でしょうけども。
利用頻度が少ない方は、従来のお湯取りホースを使用した方が良い感じがします。
まとめ
さいごに、「ノコリ~ユ ECO 」のまとめです。
オススメの方
1・お湯取りホースをスッキリさせたい方
2・洗濯を毎日行う方
オススメしない方
1・洗濯の頻度が少ない方
2・お湯取り配管内に水が残るのが気になる方
使う方の利用状況をヒアリングして、ご提案されてみてはいかがでしょうか。
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人
↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。
このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』
★「職人」から「建築士」へ
施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。
ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。
計画時のポイントシリーズ
↓ 換気量の目安に関する記事はこちらです。