初めて現場監理を任された方へオススメのシリーズ!
今回は、初めて現場監理を任される方へオススメの書籍を紹介させて頂きます。
経験の少ない建築士の現場監理での悩み
現場監理業務では、多くの方々と一緒に仕事をします。
建主さん、諸官庁の担当者、現場監督さん、メーカーさんなど様々です。
現場監理を任された時点で、事務所を代表しているものなので、
例え先輩と一緒に現場に行こうとも、自分の発言の責任が発生します。
もちろん、建主さんや現場監督さんもそのつもりで接してきますので、
精神的にも結構疲労します。
経験の少ない建築士さんが直面する一番大きな悩みは、
知識・経験の少なさであると感じます。
例えば、
「現場監督さんに質疑があったけど、答えられない・・・」
「コンクリート受入検査をするが、基準がわからない・・・」
「施工図をチェックしているが、どうチェックするかわからない・・・」
などが多いでしょうか?
でも、心配する必要はありません。
分からないことは仕方がありません。
事務所としても、立派な技術者になってほしいので、
経験を積ませて勉強させるため現場を任せたいと考えているはずです。
分からないことは仕方が無いので、
これからどんどん経験してどんどん覚えていけば良いのです。
事務所の先輩・仲間に質問するなり、
書籍なりネットの情報を利用するなり、
自分にない情報はどんどん吸収してしまいましょう。
「でも、なかなか先輩も忙しそうだし、聞き辛い・・・」
なんてこともあることでしょう。
そんな時に使用できるオススメの書籍を紹介させて頂きます。
多くの先輩建築士や現場監督さん達が使用している携帯書籍です。
施工の基準などの情報が多く、
現場監督さん向けの書籍ですが現場監理にはピッタリの良書です。
私も、先輩に教えて頂い出会ったのですが、
今でも愛用させて頂いています。
建築携帯ブックシリーズ 井上書店
井上書店から発売されている、
「建築携帯ブック」というシリーズです。
多くの種類が発売されていますが、
まずはこの2冊があれば良いでしょう。
まずはこの2冊から!
【1】建築携帯ブック 現場管理
建築工事の全行程について掲載されています。
少し内容を紹介しますと、
「仮設工事」
「コンクリート」(受け入れ検査の基準)
「軽量鉄骨下地の基準」
「施工図をチェックする時」や「現場での状況確認時」
「実施設計図で詳細図」を書く時に重宝しています。
【2】建築携帯ブック 設備工事
こちらは、【1】建築管理の設備版です。
【1】建築管理編にも設備の内容は掲載されていますが、
より詳細な情報が掲載されているのが「設備版」です。
少し内容を紹介しますと、
「諸官庁申請手続きが必要な事項一覧」
「設備の凡例」
「配管・ダクトの支持間隔等の一覧表」
こちらも、現場や施工図チェックで使える情報が掲載されています。
まずは、上記の2冊があれば大抵はカバーできると思います。
さらに細かい内容まで抑えるのであれば、建築携帯シリーズをコンプリートするのも良いですね。
現場携帯ブックの他シリーズ
木造住宅向けの、シリーズもありますよ。
木造住宅向けシリーズ
お得な購入法
建築関係の本が置いていある書店には、だいたい置かれいると思います。
書店で買うよりもネットで買った方が安いので
書店で立ち読みして内容を確認した上で、ネットで買うのがオススメです。
まずは、中身を確認して自分に必要なものを購入するようにして下さいね。
↓↓ 建築専門書をお得に手に入れるもう一つの方法はこちら ↓↓
おわりに
今回は、初めて現場を任された建築士へオススメの書籍として、
「建築携帯ブック」シリーズ:井上書店
を紹介させて頂きました。
どんどん知識を吸収して、素晴らしい技術者になって頂けることを
切に願う今日この頃です。
こちらもオススメ!
本ブログでは、設備設計やってみようシリーズを立ち上げました。
随時記事を増やしていきますので、お時間があれば合わせてご覧下さい。
★☆☆☆☆☆☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人
↓「まるたか」について詳しくはこちらをご覧下さい。
このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』
★「職人」から「建築士」へ
施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。
ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。
計画時のポイントシリーズ