『一の建築物』とは??
建築物自体は別で、エキスパンションジョイント等で構造的には区切られていても、外観上、構造上及び機能上の各面を総合的に判断して一体性があると認められる場合は一つの建築物(一の建築物)として取り扱われます。
一体性の要件とは??
①外観上
どこの方向から見ても連結され、一体性があると判断できる十分な接続をもつもの
②構造上
エキスパンションジョイントの有無に関わらず床又は壁を共有し、一体性がある判断できる十分な接続をもつもの
③機能上
接続していることで、建築物に必要な機能(防火・避難・利用形態上など)を満足し、一体性があると判断できる十分な接続をもつもの
エキスパンションジョイント
渡り廊下
さいごに
今回は、『一の建築物』について紹介させて頂きました。
既存ストックの改修案件が増えるなか、注意したいポイントです。
次回もよろしくお願い致します。
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡
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ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人
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このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』
★「職人」から「建築士」へ
施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。
ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。
計画時のポイントシリーズ