心地よい空間には、熱環境の検討が欠かせません。
「熱ってな〜に??」
今回は、熱に関する記事です。
熱とは??
熱とは分子の運動です。
温度は分子の動きが活発化することで上昇します。
熱の性質
1・熱は高いほうから低いほうへ移動する。
動きが激しい分子(温度が高い)は、周りにいる分子の動きも激しくしていきます。
このように、高温のものから低音のものへ熱が移動していきます。
2・熱は下のほうから上のほうへ
熱により温度の上がった物質は、膨張して密度が下がります。
これを空気で考えると、
温められた空気は膨張し、密度が下がります。
密度が下がった空気は軽くなるので上のほうへ上昇していきます。
家の中の熱源
建築で影響する熱の大部分は太陽です。
しかし、太陽以外でも建物の中には熱源となるものがあります。
電化製品
選択乾燥機 1100W
食器洗浄乾燥機 1100W
炊飯器・ポット 1200W
電気ストーブ 1000W
コタツ 800W
電気量を要する電化製品は、熱を排出しています。
現在計画中の方は、
計画建物がどのくらい熱量を出すのか確認してみると良いと思います。
意匠設計者必見!! コンセント設備の計画方法 【計画のポイント】 - 建築士のメモ帳.com
熱量によって、空調の負荷も変わるので結構重要なポイントです。
人間
人間の体も熱源です。
一人当たりの熱量は100Wとされています。(軽作業時)
例えば、友人10人程度でワイワイしていると、電気ストーブ1台分の熱量となります。
断熱材の正体
熱を遮る為に断熱材が使用されます。
断熱材は気泡のかたまりからできています。
熱の伝わる速度
熱の伝わる速さは、介在する物質により変わります。
あらゆる物質の中で最も遅いものは「空気」です。
空気が動いてしまうと熱も移動してしまいますが、
小さな気泡にして空気が移動できないように閉じ込めたものが断熱材です。
空気が移動できないものであれば、あらゆるものが断熱材となります。
グラスウール
発泡ウレタン
セルロースファイバー
ウレタンフォーム
真空断熱材
などなど
様々な種類の断熱材がありますが、「空気を閉じ込める」原理は同じです。
★☆☆☆彡
最後まで閲覧頂きまして、
ありがとうございました。m(_ _)m
この記事を書いた人
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このブログについて 建築士の挑戦 - 『建築士 ✕(かける)』
★「職人」から「建築士」へ
施工現場と設計現場へ そして事務所を開設した異色の経歴を持つ建築士。
2018年10月に設計事務所「 Samurai-architect(サムライ-アーキテクト)」を開設。
退職〜開業までの記録を綴った 「開業の記録シリーズ」を公開中。
実務以外のこと(主に遊び)は、 「建築士× (カケル)」にて。
ブログ記事の更新はsamurai architectの「 Facebookページ」にてお知らせしています。
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